ANNOUNCE SOMETHING HERE

かつては、一家に一台ならぬ、一家に一体が当たり前だった北海道土産と言えば、サケをくわえた木彫りの熊だろう。その木彫りの熊の発祥は北海道八雲町だが、ルーツはスイス・ベルン州ブリエンツにあった。
(スイス・ベルン州ブリエンツ)
木彫り熊の歴史は約95年前にさかのぼる。、農民は貧しい暮らしを強いられていた。町にあった徳川農場の農場主で、尾張徳川家第19代当主の徳川義親は、そんな農民の暮らしぶりを目にしていた。
義親は1921年(大正10年)から1922年(同11年)にかけ、夫人と旧婚旅行でたまたま立ち寄ったスイス・ベルンの土産物屋で、木彫りの熊に目が止まった。ほかの土産品とともにこの熊を北海道に持ち帰ったという。
農民たちの冬の副業として行われるようになった。スタートは大正時代で、歴史はまだ100年に満たず、もともとは鮭を咥えていなかった。
最近では切り出しナイフを用いる「カット彫り」毛を細かく彫らず面だけで構成されたモダンな作風も多い。
木彫ブームもじわじわ再燃中

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です